SAPカーネルはOSやデータベースに依存するプログラム群であり、脆弱性対応などの理由から比較的頻繁にアップデートが行われるコンポーネントの一つです。なお、SAPカーネルはSAPシステムにとって非常に重要なコンポネントであるため、SAPカーネルアップデート後は、お客様側にてビジネスシナリオのテストを実施することを推奨します。
本記事では、SAPカーネルをアップデートをRISE側に依頼する際にご利用するSRテンプレートについてご紹介します。
また、スクリーンショットは2026/04/10のものとなりますので、ご了承願います。
利用するSRテンプレート
SAPカーネルアップデートを依頼する際、ご利用するSRテンプレートは下記の2つとなります。
SAPカーネルアップデート: Update SAP KernelSAPカーネルアップデート(Hotfix含む): Update SAP Kernel (Expert mode – including hotfix)
なお、選択されたシステム(S/4HANA APサーバ、Web Dispatcherなど)とオプションによってSRテンプレートでの表示内容が変わりますので、ご注意願います。
SAPカーネルアップデート
下記はS/4HANAのAPサーバのSAPカーネルアップデートを依頼する際のスクリーンショットとなります。
Kernel Release: リストからアップデート対象のSAPカーネルバージョンを選択する
Kernel SP Stack Number: リストからアップデート対象のSAPカーネルバージョンのSP(※1)を選択する
IGS Release: IGS(Internet Graphics Service)のバージョンアップは必須ではありませんので、必要に応じて選択してください。
IGS Patch Number: IGS Releaseで選択されたPatch Numberが表示されます。
Set system message (for ABAP systems): ABAPシステムにおいて、メンテナンス期間中に表示するシステムメッセージを設定するかどうかを指定する項目です。
Target HANA Client Version: HANA Clientバージョンのアップデートは必須ではありませんので、必要に応じて選択してください。アップデートを実施しない場合は、Optoutを選択してください。
※1: SP(Service Pack)はPL(Patch Level)とも記載されるケースがございます。同じものとなります。
SAPカーネルアップデート(Hotfix含む)
Hotfixを適用する場合、環境間での整合性を維持するため、最初に開発環境のアップデートを実施し、品質環境と本番環境での適用を実施する際には開発環境を参照環境として(オプションProvide HOTFIX Patch Details: Same level as in Reference System)指定することを推奨します。
まずは、開発環境のS/4HANA APサーバのSAPカーネルアップデート(Hotfix含む)を依頼する際のスクリーンショットとなります。
Options: ALL、HOTFIX、ALL(MANUAL)の3つオプションがございますが、ほとんどのケースではHOTFIXオプションで要件がみたされます。各オプションの詳細は「?」をクリックして詳細をご確認ください。Current Version: 現状ご利用のバージョン情報が表示されます。
Provide HOTFIX Patch Details (Refer Help Text): 初めてのシステム(通常は開発環境)は、リストから”Latest patch available in SAP Software Downloads”を選択してください。
Apply the latest hotfix to just one system in the landscape for uniformity. See help text.: チェックを入れてください。Select ONLY the relevant HOTFIX component/s (Refer Help Text): リストからHotfixを適用するコンポネントを選択してください。この例ではdwのみを選択しております。
Set system message (for ABAP systems): ABAPシステムにおいて、メンテナンス期間中に表示するシステムメッセージを設定するかどうかを指定する項目です。NOTE: Create service request for Kernel Update in sequence (DEV->QA->PRD) to reduce PRD system risks: お客様によっては、本番環境から適用していくケース(推奨ではない)もございますが、必須項目となるため、チェックを入れてください。
下記は品質環境と本番環境の例となります。開発環境との主な違いは下記2つのオプションとなります。
Provide HOTFIX Patch Details (Refer Help Text): リストから”Same level as in Reference System”を選択することで、SAPカーネルバージョン(Hotfix含む)を参照システムと同じバージョンにします。Reference System Number: リストから参照対象システムを選択します。ランドスケープにて最初にSAPカーネルアップデートを実施したシステムを指定します。
参照SAP Notes
2083594 – SAP Kernel Versions and SAP Kernel Patch Levels
2907361 – Release Roadmap for Kernel 77x, 78x, 793 and 916
3628821 – FAQ on Patching SAP Kernel
3156085 – How to check IGS version
SAPカーネルはOSやデータベースに依存するプログラム群であり、脆弱性対応などの理由から比較的頻繁にアップデートが行われるコンポーネントの一つです。なお、SAPカーネルはSAPシステムにとって非常に重要なコンポネントであるため、SAPカーネルアップデート後は、お客様側にてビジネスシナリオのテストを実施することを推奨します。本記事では、SAPカーネルをアップデートをRISE側に依頼する際にご利用するSRテンプレートについてご紹介します。また、スクリーンショットは2026/04/10のものとなりますので、ご了承願います。利用するSRテンプレートSAPカーネルアップデートを依頼する際、ご利用するSRテンプレートは下記の2つとなります。SAPカーネルアップデート: Update SAP KernelSAPカーネルアップデート(Hotfix含む): Update SAP Kernel (Expert mode – including hotfix)なお、選択されたシステム(S/4HANA APサーバ、Web Dispatcherなど)とオプションによってSRテンプレートでの表示内容が変わりますので、ご注意願います。SAPカーネルアップデート下記はS/4HANAのAPサーバのSAPカーネルアップデートを依頼する際のスクリーンショットとなります。Kernel Release: リストからアップデート対象のSAPカーネルバージョンを選択するKernel SP Stack Number: リストからアップデート対象のSAPカーネルバージョンのSP(※1)を選択するIGS Release: IGS(Internet Graphics Service)のバージョンアップは必須ではありませんので、必要に応じて選択してください。IGS Patch Number: IGS Releaseで選択されたPatch Numberが表示されます。Set system message (for ABAP systems): ABAPシステムにおいて、メンテナンス期間中に表示するシステムメッセージを設定するかどうかを指定する項目です。Target HANA Client Version: HANA Clientバージョンのアップデートは必須ではありませんので、必要に応じて選択してください。アップデートを実施しない場合は、Optoutを選択してください。※1: SP(Service Pack)はPL(Patch Level)とも記載されるケースがございます。同じものとなります。 SAPカーネルアップデート(Hotfix含む)Hotfixを適用する場合、環境間での整合性を維持するため、最初に開発環境のアップデートを実施し、品質環境と本番環境での適用を実施する際には開発環境を参照環境として(オプションProvide HOTFIX Patch Details: Same level as in Reference System)指定することを推奨します。まずは、開発環境のS/4HANA APサーバのSAPカーネルアップデート(Hotfix含む)を依頼する際のスクリーンショットとなります。Options: ALL、HOTFIX、ALL(MANUAL)の3つオプションがございますが、ほとんどのケースではHOTFIXオプションで要件がみたされます。各オプションの詳細は「?」をクリックして詳細をご確認ください。Current Version: 現状ご利用のバージョン情報が表示されます。Provide HOTFIX Patch Details (Refer Help Text): 初めてのシステム(通常は開発環境)は、リストから”Latest patch available in SAP Software Downloads”を選択してください。Apply the latest hotfix to just one system in the landscape for uniformity. See help text.: チェックを入れてください。Select ONLY the relevant HOTFIX component/s (Refer Help Text): リストからHotfixを適用するコンポネントを選択してください。この例ではdwのみを選択しております。Set system message (for ABAP systems): ABAPシステムにおいて、メンテナンス期間中に表示するシステムメッセージを設定するかどうかを指定する項目です。NOTE: Create service request for Kernel Update in sequence (DEV->QA->PRD) to reduce PRD system risks: お客様によっては、本番環境から適用していくケース(推奨ではない)もございますが、必須項目となるため、チェックを入れてください。 下記は品質環境と本番環境の例となります。開発環境との主な違いは下記2つのオプションとなります。Provide HOTFIX Patch Details (Refer Help Text): リストから”Same level as in Reference System”を選択することで、SAPカーネルバージョン(Hotfix含む)を参照システムと同じバージョンにします。Reference System Number: リストから参照対象システムを選択します。ランドスケープにて最初にSAPカーネルアップデートを実施したシステムを指定します。 参照SAP Notes2083594 – SAP Kernel Versions and SAP Kernel Patch Levels 2907361 – Release Roadmap for Kernel 77x, 78x, 793 and 916 3628821 – FAQ on Patching SAP Kernel 3156085 – How to check IGS version Read More Technology Blog Posts by SAP articles
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